バッファの見える化による新規品対応と管理手法
試作スケジュールの短縮・納期を厳守するための手法として、バッファの見える化による工程管理を標準化しています。
1. 各作業タスクのバッファを取り除き、全体バッファを持って納期を守る手法を採用することにより、試作品完成までのリードタイム短縮を実現。受注から試作品の納品までにかかるリードタイムを最大45%低減(当社比)しました。
2. 達成状況を現場から毎日インプットすることにより、試作の進捗状況確認を行っています。また、フィーバーチャート表を管理することで、責任者が問題を把握でき、重大な問題の場合は改革チームで解決するシステムを構築しています。
大連(林)との連携
工場が中国にあることから、カントリーリスクを心配されるお客様もいらっしゃるかと思いますが、林ロストワックス工業・大連(林)間でのリアルタイムな連携・技術共有により、高品質・短納期・低コストでの生産を可能にしています。
カントリーリスクとその対応状況
リスクの概要 | 対応状況 |
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国民性の違いによるコミュニケーション・製品への不安 | お客様と対応するのは当社になりますので、通常の国内お取引が可能です。 |
輸送のリードタイムへの不安 | 季節や天候、納入先によって陸揚港を変えることで、輸送にかかるリードタイムをコントロールしています。また、一部の製品は日本で在庫しているため、スピーディな納品が可能となっています。 |
品質管理への不安 | 大連(林)でも、日本と同様の品質管理システムを徹底しているほか、日中での技術共有も行い、品質を維持しています。 |