ロストワックス鋳造とは?

ロストワックス製法とは、ロウ(ワックス)失う(ロスト)という意味を示しており、ロウで原型を作り、周りを鋳砂などで固め、加熱により中のロウを溶かし出して空洞を作り、その中に溶かした金属を流し込むことで鋳物を作る製法です。

ロストワックス製法の特長

1複雑な形状のものも量産できます。

機械加工のできない困難な形状のもの、手仕上げやミーリング加工の多いものなどでも経済的に量産ができます。

2あらゆる金属の鋳造ができます。

鉄系、非鉄系を問わず大気中で溶解できる金属であれば、どんな材質も可能です。

3数種の部品を一体化できます。

従来、数個に分けて組み立てていた部品を一体で鋳造することによりデザインの自由化やローコスト化ができます。

4鋳肌が滑らかで綺麗です。

装飾品や工業製品でも、鋳肌面を直接完成品として使用できます。

5高い寸法精度でバラツキの少ないものが、量産できます。

他の鋳造品に比べ寸法精度が高く、バラツキも少ないため、二次加工を大幅に削減できます。

6抜き勾配は必要ありません。

7少量生産でも、大幅なコストアップになりません。